第一回 圧縮圧力測定会!



さて今回が第一回目のこの大会、これから3名の選手が白熱のバトルを繰り広げる事でしょう・・・


というのは冗談で、コンプレッションを測ってみたいと思います。



で、買ってしまいましたよコンプレッションゲージ!
よくよく考えてみるとGXを手に入れてから工具箱に測定機器が一気に増えたように思います。

バキュームゲージでしょ、タイミングライトでしょ、そしてコンプレッションゲージでしょ・・・

まぁ、それは置いといて早速測ってみます!!
予想では問題をかかえる2番シリンダーだけ数値が低いのでは?と思いますが・・・

エンジンを2~3分ほど掛け測定スタート

※ちなみにマニュアルによると標準圧縮圧力10kg/cm²、圧縮圧力限度8kg/cm²以下となっています。



1番シリンダー:10kg/cm²には少し届かず・・・



2番シリンダー:9kg/cm²とチョット



3番シリンダー:ピッタリ10kg/cm²


う~ん、2番は少し低いものの極端に圧縮抜けしているとは言えませんね。
これで一安心ですが、またしても2番シリンダーには裏切られてしまいました(笑)


と、ここで重大なミス発覚!!
エンジンを暖気はしたものの測定時にスロットル全開!というのをすっかり忘れていました。

測定係のミスにより急遽測りなおしです!



1番シリンダー



2番シリンダー



3番シリンダー


・・・って各気筒さっきよりも大幅に記録更新しているのですが…、これって素直に喜んで良いのでしょうか??
まぁ、低いよりは全然いいのですが、なんだかいまいちメーターを信用していない自分がいたりで…(爆)

ま、どちらにせよ限度よりは圧縮があるみたいなのでとりあえずコンプレッションは大丈夫でしょう。
これでまた1つ疑惑が“白”になりました。

真犯人はいかに!?



とここでもう1つ片付けてしまいます。
それはバルブクリアランス調整、又の名をタペット調整です。

えっ!?腰上組んだ時にやんなかったのかよ?とお思いですよね?そうですよね。
でも、あんまり良く見なかったのが本当です。

だって、GXのタペット調整は今までやってきたようなアジャストスクリュー&ロックナット式ではなくシムを入れて調整するんだもの。
交換用のシムも持ってなければそれを外す専用工具すらない。例えクリアランスが狂っていたとしてもどうする事もできないのです。

だからあまり良く見ませんんでした。というのが本音です。


ただ、やっぱり狂っていると気持ちが悪いし、いずれちゃんと調整しなければいけないし・・・
もしかしたら不調の原因の真犯人かもしれないし・・・、などと少しの希望を持って測ってみました!!


※規定クリアランス IN側0.16~0.20(冷間時)

1番:0.08 2番:0.15 3番0.13


※規定クリアランス EX側0.21~0.25(冷間時)

1番:0.19 2番:0.21 3番:0.24


さてそうでしょう?狂ってますね。
しかもみんなクリアランスが広くなるのではなく詰ってます・・・。

そして驚いた事に不調の2番が一番規定値に近いという現実。う~ん、またしても2番には裏切られてしまった。


これってもしかして2番がどうこうじゃなくて逆に1番と3番に問題があったりして??逆転の発想的な!?
・・・ってそれは無いか。相変わらず2番のエキパイは熱くならないしプラグは濡れるしね。

それに最近また白煙が目立ってきた気もするし・・・
まだオイルなのかなぁ~?


もうそろそろ思い当たる点が少なくなってきたぞ。
点火系はコイル換えたり、コード新品にしたし。マフラーも詰ってないようだ。
圧縮もあるし、クリアランスも問題ない。点火タイミングもバルブタイミングも合っている。


そうなると点火系では最悪の場合イグナイターの故障??でも、火は飛んでるから考えにくい。
実はキャブが詰っている?しつこく洗浄したけど。
同調が合っていない?
まだオイルを燃やしている?

などとまだ不安材料はありますが…、少しずつ潰してきているのでそろそろ真犯人をお目にかかれるかも??
と、期待しモチベーションを上げて乗り切りたいです!!


いずれにせよ近いうちにシムを外す専用工具とシムを注文しクリアランスは規定値に持っていこうと思います。


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