2006.02.08. エンジン腰上の分解&組み立て

さて今回は、ガスケットを交換したいので、エンジンの腰上の分解と組み立てです。

前に1回開けたのですが… ピストンの傷が凄かったので怖くてすぐに戻してしまいましたw


でも、もうそんな事言ってられないので、勇気を出して現実と戦います!!

まず、外見から。



シリンダーに錆が見えますが、それほど問題なしです。



わぁ〜 汚い…

オイルが漏れたあとがありますね…



当たり前ですが、ヘッド側にも漏れたあとを発見!!



シリンダーの内壁はそこまで傷が付いていないのですが…



問題はピストンです…

見てくださいっ!この傷を!!(笑)


これは焼き付いちゃうかなぁ…??

今後の不安材料として温かく見守ってやろうと思いますw



ピストンの上部にカーボンが溜まっているので、これもキレイに落としちゃいましょう!



そして、クランクの登場!!

今回は特に触りませんw


さて、そろそろ戻しますか…




戻す前に、まず掃除です。

シリンダーにこびりついたオイルをパーツクリーナーで落とします。

ピストンの上のカーボンもキレイに落とします。


そろそろ本題へ…



今回使うガスケットです。

それと



やっとコイツの出番です!!

その名もトヨタシールパッキンです。

簡単に言うと液体ガスケットなんですが…w

紙のガスケットだけではチョット不安なので、コレも使いたいと思います。



まず、液体ガスケットを塗る面を脱脂してキレイにしておきます。



そして、塗ります。

あんまり内側に塗りすぎるとシリンダーを乗せた時に内側にはみ出てしまいます。



その上に紙のガスケットを乗せます。

手に液体ガスケットが付いてしまったので、紙ガスケットのシリンダー側にも汚く付いてしまいました…w



でも、構いません。

どうせこっちにも塗るんですからっ!


次はいよいよシリンダーを付けます!!

その前に、クランク、ピストン、シリンダーにオイルを塗りたくっておきましょう!!


ここは写真がないのですが、ピストンをシリンダーの中に入れます。

いつやっても緊張する時です。
(ピストンにリングをはめる時のが緊張しますが…)


ピストンリングの切り口をピストンのノックピンに合わせます。

(ノックピンとはピストンリングの溝にある出っ張りです。)

手でリングを縮めながら、ゆっくりシリンダーを下ろしていきます。

焦らずゆっくりやりましょう!!

リングが折れたら高いですからねw




無事に付きました。

僕はここでシリンダーを止めてしまいました。

まず、ナットを仮締めして、フライホイールを手で回してピストンを動かします。

結構やってくださいw


これをする事によって、ピストンとシリンダーがお互いに最適な位置に移動してくれます。

そのままの状態でナットを本締めします。



勿論ここにも塗ります。


ここでやっとヘッドの登場です。



ヘッドを付けてボルトで止めれば完成です。



もう1つ、



ここのガスケットも交換します。



同じように液体ガスケットを塗り…



紙ガスケットを付けて…



完成!!




こんな感じで完成です!!


実は… バラス前は、手でフライホイールを回してもクランクが回ってくれなかったのです…

こんな物なのかぁ〜?

と、思っていたのですが、やっぱり違いましたw

たぶんオイルが無かったからか… はたまた錆びついていたのか…


わかりませんが今のところ、大丈夫のようです。

  




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