犯人確保!?


さてさて、どうも2番の調子が異常に悪かったGXのエンジン・・・
どうやら犯人を見つけられたみたいなのでご報告します!!


と、その前に今までやってきたことを軽くおさらいしておきます。

・パイロットスクリューの折れによりキャブASSYを刀用に交換。
・バキュームゲージを用意しキャブ同調。
・点火系?と思いコイル差し替え、プラグコード交換。
・タイミングライトを用意し点火時期調整。
・マフラーの詰まり?と思いトーチで炙る。
・コンプレッションゲージで圧縮圧力測定。
・やっぱりキャブか?と何度となくしつこくキャブ掃除。
・仕舞いには白煙排出によりピストンリング&ステムシール交換。

と、いろいろやってきました。
もうそろそろ疑う部分がなくなってきたのでもう一度初心にかえって?キャブをいじってみることにしました。

だって、腰上OHしたのにまだ白煙がでるんですもの。。。汗


前置きはこれくらいにして、もうそろそろ白状します。
結論から言いますと、この度ものすごく遠回りをしてしまいました。

原因はコレでした!



そうです、パイロットジェットです。

オリジナルのジェットは前にも書いたように固着していたので無理矢理外してしまったのです。
キャブのボディーが損傷してはそれこそ洒落にならないし、ジェットなんて部品で出るだろうと甘く考えてました。

かなり甘かったですけどね。(爆)
ミクニに直接メールしてもシカトされっぱなしだし、ヤマハで頼んだら代替部品とか言って違うのが届いたし。



右がオリジナル。番手こそ同じものの…、穴が違いすぎる。

同じGXに乗られている方のHPを見たら代替ジェットを使うとあんまり良さそうな事が書いて無かったので、
とりあえず無理矢理外したのを使ってしまったと言うのがいけなかった様です(爆)



図で見ると右側がオリジナル。

そもそもジェットは再使用しない事を前提に逆タップで外しましたが・・・
どうも代替品は使いたくなくって。。。

マイナスネジが切ってある部分の穴に逆タップを入れた訳ですが、この部分なら少しくらい穴が拡張されたとしても大丈夫ではないか?
と、素人考え丸出しで強行突破した結果…、見事に撃沈!!

そりゃね〜、ジェットなんて2.5番ステップでリリースされている精密品ですから・・・。ムリですよね(爆)


ただ、3つある内の1つはちゃんとドライバーで外れ、残りの2個は逆タップ攻撃で外しましたがその2個の内1つは問題なかったんですよ。
これが更なる迷宮を生んだ訳です。

そしてキャブの中身をそっくり他気筒のと交換したりもしたのですが…、どういう訳かその段階では原因を見つけることができませんでした。


そこにきてマフラーからは大量の白煙ですよ。
素人の頭では、“4サイクルエンジンの白煙=オイルが燃えている”という公式しか無いので・・・

何の疑いも無くエンジンを降ろしてしまったのです。



今回、もう一度問題のある2番キャブと正常な3番キャブのフロート廻りとパイロットジェット、スクリューを順番に交換し、
徹底的に原因追求を試みました!!

もう、いちいちキャブを付けたり外したりするの面倒臭ぃ〜とか言ってられません!

フロート廻りを交換しても変化なし、パイロットスクリューも違う。
残るは外すのが厄介なパイロットジェットのみ!これに望みをかけ交換完了!!

おっ!!2番のエキパイが熱くて3番が冷たい!!
コレだ!!コレがいけなかったのか・・・。

と言うわけです。裏付ける証拠としては同調が取れていた所に問題のジェットを取り付けたら・・・
そこだけいっきにメーターが振れました!!そして白煙が出る始末。


今回の教訓:たとえオイルが燃えていなくても同調が崩れすぎていると白煙を吐く。


いや別に今回の遠回りは決して無駄だったとは思いません。
交換したピストンリング、ステムシール、カムチェーンなんてどれも消耗品ですからね。換えておいて悪い気はしません。

それに、車体を“教材”だと思っている自分としては今回の遠回りは逆により多く勉強できたとも思います(笑)

でも、もう少し早く原因を特定できたらなぁ・・・とも思いますがww
とりあえず解決したので良かったです!!この場を借りてアドバイスして下さった皆様にお礼申し上げたいと思います。


よーし!次はバルブクリアランスを調整するぞ♪


← Back to Episode 6 Back to Top page ↓ Go to Episode 8 →
inserted by FC2 system